掲載日 : [2005-02-02] 照会数 : 4604
民団東京・都に門戸拡大迫る 石原知事に要望書(05.2.2)
[ 都(左)に要望書を手渡す朱副団長
]
民団東京本部は1月28日、地方公務員採用と管理職任用等における国籍差別の撤廃を求める石原慎太郎都知事にあてた要望書を都に提出した。
要望は鄭香均さんの管理職任用国籍差別訴訟の最高裁判決を受けてのもの。同本部の鄭文吉国際部長は、判決は在日外国人の地方公務員への任用・管理職任用を禁止せず、地方自治体の裁量に委ねるというものと述べ、都がその裁量で外国籍者の採用と管理職任用を行うよう求めた。
要望書を受け取った知事秘書の藤田聡副参事は「しかるべきところにあげ、おっしゃられたことをお伝えする」と約束した。朱範植副団長は「共存共栄が望まれているのに、判決は今の時代に合わない。少子化で外国から人を呼ばなければならないなどといわれているなか、おかしな判決だ」と述べた。
(2005.2.2 民団新聞)