掲載日 : [2005-02-23] 照会数 : 3653
大邱市民ら追悼 地下鉄惨事から2年(05.2.23)
[ 大邱市で行われた追悼式(18日) ]
「火災仮想体験」を韓日で開発
大邱地下鉄惨事発生から2年目の18日、発生時間の午前9時53分から1分間、サイレンが鳴り市民らは一斉に黙とう、犠牲者の冥福を祈った。
市民会館前の広場では特設舞台を設け、遺族らが出席して追悼式典を行った。惨事の現場となった地下鉄中央路駅では前日から市民らが白い菊を手向けた。
2年前、同惨事は192人もの犠牲者を出し、民団中央をはじめ多くの在日同胞が募金活動をし、遺族らに約2億5000万ウォンの義援金を伝達した。
同じ事故を繰り返すまいと韓日の専門家が共同で大邱地下鉄火災惨事を間接的に体験できるシステムをつくった。
システム開発には慶北大都市環境設備研究室(洪元和教授)や神戸大学の人間行動研究所などが参加し、日本の国立消防研究所から、「大邱地下鉄火災シミュレーション」という仮想の避難システムと10坪規模の体験空間が開発された。
(2005.2.23 民団新聞)