掲載日 : [2005-03-30] 照会数 : 6475
「ホルモン」の語源は?…神戸でセミナー(05.3.30)
【兵庫】焼肉の「ホルモン」の語源は「放るもん(捨てるもの)」とする説を検証するセミナーが4日、神戸市内で開かれた。これは神戸学生青年センターが主催したセミナー「日韓の食文化を考える」の一環。
講師で東アジアの食文化史に詳しい佐々木道雄さん(「むくげの会」会員)は、「ホルモン」は在日韓国人社会が生み出したものと述べ「放るもん」説に異議を唱えた。
「ホルモン」の呼称がはやりだしたのは50年ごろからのこと。在日同胞の発案した内臓の串焼き「ホルモン焼き」が人気を呼んでからだった。70年代に入って焼肉店が全国的に拡大。「看板にホルモンという文字を書いた店が多かったことからホルモン料理=韓国・朝鮮料理の概念が定着した」(佐々木さん)。
(2005.03.30 民団新聞)