掲載日 : [2005-04-13] 照会数 : 5057
「独島問題、冷静さこそ肝心」 国際海洋法裁判所判事(05.4.13)
「冷静さこそ肝心」
国際海洋法裁判所の朴椿浩判事が見解
国際海洋法裁判所(ITLOS)の朴椿浩裁判官は、中央日報紙(4月10日付)インタビューに対し「韓国政府は独島に対する国民感情の強さを日本に見せつけるぐらいで十分だ。どんな場合でも冷静さを失ってはいけない」と答えた。
独島をめぐる国際裁判については、「独島の実効支配は、裁判で領有権を確定する決定的条件にはならない。領有権がすでに確立されているのなら、実効支配自体を論ずる必要もないからだ」と述べた。
また、日本は国際司法裁判所(ICJ)とITLOSの2大司法機関での経験があり、国際法に対する認識や研究水準が韓国と比べものにならないほど進んでいる、と警戒感を示しながら「当事国が領有権の凍結、共同開発、共同主権の行使などで合意することもある。モロッコとスペインの場合は、係争の島を放置することで合意し、領有権を凍結した。米国とカナダは島を共同開発することにした。共同主権を行使する案は、英国が提案して現在スペインが検討している。現在の韓日関係では想像し難い解決法だ」との見通しを示した。
(2005.04.13 民団新聞)