掲載日 : [2005-05-11] 照会数 : 10278
民団キムチネット ホームページ開設(05.05.11)
![](../old/upload/428155ecc3f19.jpg)
182業者の味を紹介…歴史や効能、料理方法も
「手作りのおいしいキムチはこちらで」。民団中央本部はこのほど、キムチネットのホームページを立ち上げた。登録は182業者(5月9日現在)で、それぞれに個性的で栄養に優れた手作りの店ばかりだ。ネットでは店のPRのほか、キムチの歴史や種類、料理方法なども紹介している。
キムチネットのホームページを開けば、「お店紹介」をはじめ、「手作りキムチとは」「キムチレシピ」「キムチニュース」「お問い合わせ」のコーナーがある。
「お店紹介」では、店と作る人の写真とともに、店の連絡先、そして取り扱いキムチの種類や価格、その他の関連商品、注文・配達方法などが詳細に記されている。注文方法は電話・ファクス・メールといずれでも可能なので、誰でも簡単にできる。
いずれもオモニの味の発酵キムチを作るこだわりの店ばかりだ。韓国では、「家庭の数だけキムチの種類がある」といわれるように、手作りのキムチの味は千差万別。唐辛子と塩は韓国産、ニンニクは青森産と一番の食材を使い、添加物は一切入れない店が多く、創業50年の店もある。
「手作りキムチとは」では、伝統的製造による本物の発酵キムチについて特徴を紹介すると同時に、キムチの歴史、効能、種類について詳細に説明している。ここを読むだけでもキムチ博士になることができそうだ。
「キムチレシピ」では、キムチを材料にしたピザ、チヂミ、炊き込みご飯、コロッケ、炒め物などさまざまな料理メニューを知ることができる。 キムチはいまや日本の代表的食品といわれ、その普及役となったのが在日韓国人。「オモニの味」といわれるおいしいキムチは材料を吟味するためコスト高になるが、本物の味を維持するため孤軍奮闘しているケースが多い。キムチネットで紹介される店はこのような店ばかりで、全国的に紹介するとともに、キムチの効能の素晴らしさなどを広く認識してもらうのもネットの狙いだ。
韓国食材市場ソウル(神奈川県小田原市)を営む金明淑さんは「以前からインターネットを利用したいと思っていたところにキムチネット開設の案内が来たのでさっそく申し込んだ。当店のキムチはオモニ伝来の味で、心を込めてわずかずつ作るが、五味五色を重んじた栄養バランスに優れている」と味と品質に自信のほどを見せる。
民団中央のキムチネット事務局では「1年余りの準備期間を経てようやくネットを立ち上げることができた。味にこだわる同胞業者のためにサポートしたいとの思いから開設した。掲載は無料なので、どしどし利用してほしい」と掲載店の募集を呼びかけている。
■□
キムチネット
◇ホームページ
http://kimchi.jangsa.org/
◇事務局 TEL03‐3454‐4916
FAX03‐3454‐4614
メール minsei@mindan.org
(2005.05.11 民団新聞)