掲載日 : [2005-05-11] 照会数 : 6021
「学生会中央に新風を」(05.05.11)
[ 初の女性会長 李民和さん
]
在日の輪拡大へ秋に討論会企画
「学生会をもっと知ってほしい」「参加者の友だちづくりを進めた後、秋には在日に関する問題などを議論する討論会をやりたい。民団関係者以外の人でも在日であれば来てほしい」−。会長としてなにをやりたいのかと尋ねると、意欲的な抱負がよどみなく口をついて出てきた。
自分自身を「在日というよりアジア人だと考えている」。東京外語大学ではラオス語を専攻中。3年生になってゼミでは「マイノリティーの教育」を選んだ。理由は「在日として生まれたから」。オールドカマーとしての在日韓国人とアジア各国から渡日してきた様々なニューカマー、それぞれのマイノリティーにとっての民族教育のあるべき姿を探るのが目的だ。将来は得意の語学を生かし、アジア各国を舞台に活躍するのが夢。「見える在日として活動し、下の世代に影響を与えていきたい」ともいう。
柔和な表情の奥にはとてつもないエネルギーが隠されているようだ。
(2005.05.11 民団新聞)