掲載日 : [2005-06-08] 照会数 : 7091
靖国問題で厳しく批判…金鍾泌氏が来日講演
金鍾泌元首相は3日、東京の日本経団連会館で開かれた読売国際経済懇談会に中曽根康弘元首相と出席し、韓日国交正常化以降の40年を踏まえ、現在の日本のあり方について釘を刺した。
金氏は小泉首相の靖国神社参拝について、「参拝をやめるか、戦犯を分祀するかを決断すべきだ。でなければ韓国や中国の怨念は晴れない」、「多くの韓国人は天皇や首相の謝罪を評価しているが、一部の指導者による暴言の数々を謝罪の否定と受けとめている」と指摘した。中曽根氏も「A級戦犯の分祀こそ現実的な解決方法だと思う。分祀に時間がかかるなら、参拝をやめることも一つの立派な決断。参拝が国にどのような影響があるかを考えるべきだ」と苦言を呈した。
(2005.06.08 民団新聞)