掲載日 : [2005-06-22] 照会数 : 11024
民団、歴史教科書問題でパンフ発刊
子らの未来のために
民団文教局はこのほど「教科書問題」関連のパンフレット「心ある日本の方々に 中学校『歴史教科書』の採択に際し、今知ってほしいこと‐共に考えましょう、子どもたちの未来のために」を3万部作成した。8月にかけて全国一斉に行われる歴史教科書の採択をにらみ、全国の教育委員ら関係者に配布、「つくる会」主導の歪曲された歴史教科書採択に警鐘を鳴らしている。
執筆したのは李成市、鄭早苗、姜徳相、姜在彦、朴一氏ら在日の学者と東大の高橋哲哉、京大の水野直樹教授に加え、市民運動からVAWW‐NETジャパンの西野瑠美子共同代表、子どもと教科書全国ネット21の俵義文事務局長の9人。「つくる会」が強行した検定をめぐるルール違反をはじめ、歪曲された問題教科書の中身について、学問的に誤った記述、思想的な偏向などを厳しく指摘している。
文教局ではパンフの執筆者を中心に、7月3日14時から東京・虎ノ門の「ニッショーホール」で「歴史教科書と子どもの未来を考えるフォーラム」を開く。
(2005.06.22 民団新聞)