掲載日 : [2005-06-29] 照会数 : 5645
韓国と海外がライブ会議…平統諮問会議
第12期・日本地域は中央会館で
民主平和統一諮問会議(議長=盧武鉉大統領)の第12期全体会議と日本地域会議が7月1日、東京・南麻布の韓国中央会館で開かれる。今回の全体会議は史上初めて、青瓦台と韓国16市道および海外4地域(日本、米国、豪州、ドイツ)を同時に結ぶTV画像による会議となる。民団中央は平統事務処の実施団とともに、装置・技術面でも万全を期して臨む。
平統諮問会議は憲法に明記された大統領の直属機関で、新たに出帆する第12期は、総委員数1万8千400人。海外委員は1700人で在日同胞は320人。今期は「平和と寛容」の精神から南北和解協力時代を開き、統一を準備する国民運動組織としての基本方向が示されている。
参与者を広範囲にするため、女性委員を30%に拡大し、20代から40代の若年・中堅層の比率を45%にして若返りも図った。また、海外地域に対しては、民間外交の役割を強化する観点から、日本と北米地域からそれぞれ1名の海外副議長を新規に委嘱し、日本からは金宰淑委員(民団中央団長)が就任する。
全体会議では、平統の沿革や活動経過を紹介する映像が上映され、盧議長の大会辞に続いて「国民におくる平和メッセージ」が発表されるほか、日本地域の代表による政策提案が行われる。南北対話が再び軌道に乗り始め、光復60周年を控えてもいる時期だけに、その内容が注目される。
引き続き開催される日本地域会議では、平統の組織改編にともなって日本地域が4個協議会の構成になることを受け、各協議会会長への任命状授与が行われる。また、「韓半島の平和と繁栄」(羅鍾一駐日大使)、「6者会談参加国の対北戦略と展望」(李鍾元立教大教授)と題した特別講演があり、日本地域の第12期活動計画が審議・議決される予定だ。
(2005.06.29 民団新聞)