掲載日 : [2005-08-17] 照会数 : 8710
60周年 国民統合の起点に…盧武鉉大統領
[ ソウルの式典に臨んだ盧武鉉大統領 ]
盧武鉉大統領 8・15慶祝辞
過去史清算が急務
盧武鉉大統領は15日、祖国光復60周年の慶祝辞で、植民地支配を許したのは「国力がなく、分裂していたからだ」と指摘し、国を持続的に発展させ、再び危機に陥ることがないよう、「今日この場を真の出発点に、果敢な決断で国民統合の時代を開こう」と国民に呼びかけた。
60年の節目となる光復節式典は、初めてソウル中心部の光化門前で挙行され、市民ら約2万人が参加した。この日はまた、北韓の当局・民間代表32人や民団など海外同胞代表らが参加して開催されている民族大祝典の中日でもあった。
盧大統領は、「後世に戒めとすべきは何かを確かめ合う」ために、「過ぎた日の暗い話」で慶祝辞を始めると断った上で、冒頭からほとんどの部分を親日と抗日、左翼と右翼、独裁時代の抑圧と抵抗がもたらした分裂と葛藤を克服する問題に充てた。
なかでも、親日行為問題などに関連、過去史整理基本法に多くを言及し、「徹底した真相糾明と謝罪、賠償または補償、そして名誉回復こそ、真の統合の道を準備する」と強調した。
(2005.08.17 民団新聞)