掲載日 : [2005-09-14] 照会数 : 9029
同胞老人対象に「憩いの家」開設
足立に日本人篤志家
在日韓国・朝鮮人のお年寄りにデイサービスやグループホームといった家庭的な居場所を提供する「セパランホーム」が11日、都内で最多の同胞が居住する足立区にオープンした。
主宰者はNPO法人「在日同胞ハラボジ・ハルモニを支援する会」を5年前に立ち上げた篤志家の水尻福子さん。私財を投じて購入した木造2階建ての民家をリフォームした。
1階が4畳半の居間とキッチン・風呂。2階は6畳と4畳の2間。世話にあたるスタッフは10人以上を数える。運営ノウハウは在日同胞高齢者福祉で実績のある社団法人大阪国際理解教育研究センターが提供した。
現施設は都の指定基準を満たしていないため、介護保険の指定を受けられないのが悩み。このため、当分は姜典佳さん=東京都豊島区=が特許を持つ小銭入れ「エスカルゴ」の製造販売で運営費を捻出する。
(2005.09.14 民団新聞)