掲載日 : [2008-06-16] 照会数 : 14479
高校生の「韓国語スピーチ甲子園」盛況
[ 「スキット」で最優秀賞の金亜利紗・北澤晶子組 ]
高校生の「韓国語スピーチ甲子園」
全国の高校(高等専門学校を含む)で韓国語を学んでいる高校生が14日、東京で開かれた「第1回クムホ・アシアナ杯話してみよう韓国語大会」(クムホ・アシアナ文化財団ほか主催)に出場した。予選には35都道府県140校から494人が応募。予選を突破した39人がこの日、千代田区の千代田放送会館での本選で相まみえた。同大会は本選出場に至るまでの狭き門から、高校生による韓国語スピーチの「甲子園」とも称されている。
入門・初級レベルの「スキット」と中・上級レベルの「スピーチ」の各部門では、いかに努力して学んだかを、「日本語エッセイ」の部門では、韓国や韓国語への思い入れのほどがどれだけのものかを審査員から厳しく評価された。出場者は厳しい予選を勝ち抜いてきただけに、いずれも一定のレベルに達しており、評価にあたる審査員を最後まで悩ませていた。
スキット部門の課題は仲良し2人組が宿題を放り出して市場に繰り出し、トッポッキを味わいながら互いの友情を確認しあうというストーリー。出場の12組24人は随所でアドリブを飛ばし、会場を沸かせた。小道具のトッポッキは各自が工夫した。中には真っ赤なウィンナーを用意して実際に食したペアもいた。
また、韓国語スピーチ部門は7人が出場。個人的なことから社会性のあるテーマまで果敢に挑戦して「とても意欲的」と審査員を喜ばせた。
日本語エッセイ部門に出場した8人のスピーチからは、これからの韓日関係を思う真摯な姿勢が伝わってきた。
各部門の入賞者は次の通り。(敬称略)
◆スキット部門
◇最優秀賞=金亜利紗・北澤晶子(慶應義塾湘南藤沢高等部2年)
◇優秀賞=任娓礼・大類涼子(神奈川県立横浜清陵総合高等学校2年)
曲瀬英里佳・武田美春(鹿児島県立鹿児島東高等学校2年)
◇韓国文化院長賞=財津美里・鈴木友里絵(青山学院高等部1年)
◆韓国語スピーチ部門
◇最優秀賞=菊地令華「生かされて生きる」(福岡県立福岡高等学校1年)
◇優秀賞=岩城愛理「私の小さな記憶の中での旅」(愛知県立西春高等学校1年)
鈴木友美「奇跡」(東豊学園つくば松実高等学校1年)
◇韓国文化院長賞=入佐孝憲「在韓被爆者に会って」(鹿児島県立鶴丸高等学校3年)
◆日本語エッセイ部門
◇最優秀賞=井田晟子「それは4月1日に始まった」(筑紫女学園高等学校2年
◇優秀賞=梅本有奈「伝えたい音」(長崎県立中五島高等学校2年)
高木舞「『壁』を越えて」(愛知県立旭丘高等学校3年)
◇韓国文化院長賞=酒井めぐみ「チュミガモエヨ」(東洋英和女学院高等部2年)
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(2008.6.16)