【ソウル】李明博大統領は4月30日、民主平和統一諮問会議の幹部委員600人を青瓦台に招待した席で「北韓のいかなる挑発も許さない強い対応を行う。これは北韓の挑発を抑止するためだ」と強調した。北韓による韓国への軍事的威嚇が続き、しかも3回目の核実験が差し迫っていると伝えられるなかでの発言で、国民の不安感を緩和すると同時に、北韓を牽制する狙いも。
李大統領は「私たちは強い武器、強い軍隊、強い経済を持っている。(北韓に比べ)比較優位的な力を持っている。今後も力を強く持っていく」と表明。同時に「私たちは北韓と武力競争を願わない。国民が幸せに暮らせるようにするため平和な競争をしなければならない」と強調した。
さらに「韓半島7500万人のわが同胞は幸せになる権利がある」とし、北韓の新指導部に対して改革・開放路線を取るよう促した。
(2012.5.9 民団新聞)