【ソウル】中国内の韓国公館に長期間保護されていた脱北者6人が、李明博大統領の訪中直前の12日に韓国入りしていたことが、16日までに分かった。
ソウルの外交筋によると、6人は6・25韓国戦争(50年6月〜53年7月)当時の韓国軍捕虜の娘と孫娘のほか、男性2人、女性2人。瀋陽や上海にある韓国総領事館で保護されていた。
一方、先月初めには、北京の韓国総領事館に3年近くも保護されていた、韓国軍捕虜の故白チョンギュさんの娘(47)の家族2人を含む脱北者4人が韓国入りした。
これにより、中国の韓国公館に1〜3年近く滞在を余儀なくされていた韓国軍捕虜2人の家族5人と、ほかの脱北者5人の計10人が、全員韓国入りしたことになる。
(2012.5.23 民団新聞)