知識経済部の4日発表によると、上半期(1〜6月)の海外直接投資(FDI、申請額ベース)は前年同期比32・5%増の71億1000万㌦と、過去最高額に達した。
自由貿易協定(FTA)締結の影響から、米国や欧州連合(EU)など大規模経済圏に進出しようとする外国企業の国内投資が増えたため。特に、円高で日本からの投資が同196・0%増の26億3700万㌦にのぼった。
その他の国を見ると、米国からの投資が12億5700万㌦と同13・1%増加したが、債務危機に陥ったEU投資は同31・6%減の14億100万㌦にとどまった。中国は同17・8%減の1億8700万㌦、中東が同91・5%減の6700万㌦と集計された。香港や台湾、シンガポール、マレーシアなど東南アジアは同136・0%増の10億5900万㌦と急増した。
(2012.7.11 民団新聞)