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朴槿恵氏出馬表明…セヌリ党
【ソウル】12月19日の第18代大統領選挙に向けた与野党出馬予定者の競争が本格化した。与党セヌリ党と最大野党民主統合党は、全国巡回予備選挙戦や合同演説会などを経た後、それぞれ8月20日と9月23日に自党公認候補を選出する。
この間、大統領選挙に対する各種世論調査で高い支持を得てきたセヌリ党の朴槿恵・前非常対策委員長は10日、ソウル永登浦のタイムスクエア広場で大統領選挙への出馬を正式に表明した。
朴前委員長は「国民の痛みを共にし、一緒に解決しながら国民皆が自分の夢を叶えることのできる大韓民国をつくるために全力を注ぐ」と表明。「国政運営のパラダイムを国家から国民に、個人の暮らしと幸福中心に変えなければならない」とし、「国民の幸福」のための3大核心課題として▽経済民主化の実現▽雇用の創出▽韓国型福祉の確立を掲げた。
対北問題および国家安保と関連し、朴前委員長は「南北間の不信と対決、不確実性の悪循環を絶ち、信頼と平和の新たな韓半島にむけた第一歩を始めたい。このために韓半島信頼プロセスを推進する」と強調した。
現在、セヌリ党の党内予備選には任太熙元大統領室長、金台鎬議員(元慶尚南道知事)、安相洙元仁川市長が出馬の意向を表明している。鄭夢準元代表と李在五国会議員は9日、党内予備選不出馬を発表した。
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金斗官・金栄煥両氏も正式出馬…民主党
民主統合党の金斗官・前慶尚南道知事は8日、全羅南道海南郡のタンクッマウル(最南端の村)で、大統領選挙への出馬を公式に宣言した。金前知事は「平等が新たな発展の動力になる平等国家をつくる」とし、経済民主化、財閥改革、政治文化改善などを強調。「庶民が育てた金斗官こそ既得権に振り回されず、国民多数が願う改革をちゅうちょすることなく推進できる野党圏の唯一の必勝カードだ」と主張した。
これに先立ち同党の金栄煥議員(元科学技術部長官)は5日、京畿道果川の国立科学館前広場で大統領選挙出馬式をもった。
(2012.7.11 民団新聞)