掲載日 : [2018-03-07] 照会数 : 4959
南北首脳会談、来月末に北韓訪問…韓国代表が金正恩委員長と合意
文在寅大統領の特使として北韓を訪問した青瓦台の鄭義溶国家安保室長は6日、記者会見で訪北結果を発表し、4月末に板門店の韓国側施設「平和の家」で第3次南北首脳会談を開催することで北韓側と合意したと明らかにした。首脳間のホットラインの設置でも合意し、首脳会談の前に初の通話を実施することで一致した。
「非核化」にも言及
北韓側は韓半島の非核化について、北韓に対する軍事的な脅威が解消され、体制の安全が保証されるのであれば、核を保有する理由がないという点を明確にした。さらに非核化問題の協議や米国との関係正常化に向け、米国と虚心坦壊に対話する用意があると表明した。
また、対話が続いている間、新たな核実験や弾道ミサイル発射を再開しないことを明確にする一方、核兵器はもちろん通常兵器も韓国に対して使用しないことを確約したと明らかにした。
平昌冬季五輪・パラリンピック期間中の実施を見合わせている韓米合同軍事演習についても、金正恩委員長は「4月から例年の水準で実施することを理解する」と述べたという。
特使団の報告を受けた文大統領は「合意内容を支障なく履行するよう努力してほしい」と指示した。
特使団として訪北した鄭室長と国家情報院の徐薫院長は近く訪米し、トランプ大統領に訪朝結果を説明する。訪米後に鄭室長は中国とロシアを、徐院長は日本を訪問し、結果を説明する。
(2018.3.7 民団新聞)