掲載日 : [2018-02-14] 照会数 : 7410
文大統領「慰安婦」すれ違い…訪韓の安倍首相と会談
文在寅大統領は9日午後、平昌冬季五輪開会式に出席するため韓国を訪れた安倍晋三首相と首脳会談を行った。文大統領は「韓日合意」について、「慰安婦問題は被害者の名誉と尊厳を回復し、その方々の心の傷が癒えた時に解決される」と話した。また、「真の問題解決のために心の尊厳を回復し、治癒されるよう両国政府が努力していくべきだ」との考えを明らかにした。
これに対して安倍首相は、「国と国の合意であり、政権が変わっても守らなければならないというのが国際的な原則だ。日本はこれまで合意を守っており、韓国政府も約束を守らなければならない」と強調した。
文大統領は南北対話について言及。「非核化につながらなければならない。このような雰囲気を生かせるよう日本も対話に加わってほしい」と要請した。また「韓国政府は『平昌平和五輪』を機に、北韓の核問題を解決し、韓半島に恒久的な平和を定着させるための出口を開くために努力している」と述べた。
両首脳は「韓日共同宣言」が今年で20周年を迎えることにも触れ、両国の未来指向の発展を明確にする新たな指針を示すことで一致した。また、シャトル外交の再開を本格化させることや韓中日3カ国首脳会談を早期に日本で開催することも確認した。
(2018.2.14 民団新聞)