神奈川韓国商工会議所(全玉勲会長)は4月23日、横浜市内のホテルで創立50周年記念式典を開催した。李壽尊横浜総領事や洪采植韓商連会長ら来賓をはじめ、約250人が出席した。
全会長は「日本で生きていくことを決意した商工人たちは1963年4月、神奈川県韓国人商工会を立ち上げた。力を合わせ、知恵を出し合い、数々の試練を乗り越えてきた。諸先輩に感謝と敬意を表したい」と振り返り、「その志と気概を受け継ぎ、地域と祖国に貢献していこう」と呼びかけた。
民団中央本部の呉公太団長は「韓日国交正常化以前の厳しい時代に、地域の同胞経済人が団結した。この半世紀間、税務相談や保険事業などで全国の模範となった。創立50周年を契機にさらなる跳躍を」と激励した。
また、昨年10月に協力議定書を締結したイーストベイ韓美商工会議所から役員ら11人が来日した。サンフランシスコ経済人協会の姜承求会長(元イーストベイ韓商会長)は「中学生時代に『ブルーライト横浜』を聴きながら育った。イーストベイ韓商はまだ設立26年。大先輩の神奈川韓商から学ぶべきことは多い。長く交流が続くことを願っている」と祝辞を述べた。
組織功労牌が洪采植、金在斗、記念功労牌が趙忠来、黄昌柱、河乙述、金次永、岡村正夫氏らにそれぞれ贈呈された。「バラードの帝王」と称される歌手シン・スンフンや韓国舞踊団が会場を盛り上げた。
(2013.5.8 民団新聞)