東京都立上野恩賜公園内、清水観音堂の裏手にひっそりと建つ「王仁博士記念碑」とその由来を記した副碑の間にこのほど、韓国語と日本語、英語の案内板が設置された。
また、公園内の案内図にも碑の位置が新しく表記されるようになり、周辺もすっきりと整備された。
記念碑は韓国のガイドブックにも紹介され、パッケージツアーで東京を訪れた観光客の代表的な立ち寄り先となっている。だが、案内板がなかった当初は「広い公園内で、探すのにもひと苦労」といわれていた。
このため、韓国文化院の沈東燮院長が昨年5月、東京都東部公園緑地事務所を訪れ、案内板の設置を要請していた。これを受け、台東区教育委員会が案内板を設置し、東京都が記念碑周辺の整備事業にあたった。
(2013.5.22 民団新聞)