【大阪】大阪弁護士会(福原哲晃会長)は2日、大阪市内のJR鶴橋駅周辺などで繰り返されている在日韓国・朝鮮人への排外主義的で、民族差別を扇動する集団的な言動に対して、「法的にも許容されない」とする会長声明を発表した。
声明のなかで福原会長は、「出ていけ、出て行け、朝鮮人」「殺せ、殺せ、朝鮮人」などの発言を取り上げて、「在日コリアンの自由や安全を脅かし、そのアイデンティティーを否定」する行為であり、憲法13条で保障された個人の尊厳や人格権を傷つけるものと指摘した。
さらに日本国が批准している国際人権規約(自由権規約)に照らしても、「表現の自由として保護される範囲を逸脱している」と批判した。
(2013.7.17 民団新聞)