姉妹都市提携25周年記念
【和歌山】済州市から済州島の守り神トルハルバン(石のおじいさん)が、和歌山市に贈られた。トルハルバンは高さ3㍍。文官像と武官像の1対2基。和歌山市との姉妹都市提携25周年を祝い、さらなる友好増進と平和交流への願いを託したもの。
除幕式は28日、市内明王寺にある四季の郷公園で行われ、大橋建一和歌山市長、山田好雄市議会議長ら市の関係者と住民約100人が参加した。
式典で金相五市長は、「トルハルバンは昔から町の安全、災いを防ぐ守護神として知られている。公園を訪れる市民が済州の伝統に親しんでくれれば」とあいさつ。これに対し、大橋市長は「済州市と和歌山市はみかんでつながっている」とえにしを述べ、金市長に感謝牌を贈った。李賢主駐大阪総領事は、「こういった心のこもった交流がこれからも長く続いていくことを期待している」とお祝いを述べた。
済州市と和歌山市は87年に姉妹都市提携を締結。みかん栽培技術の研修などで交流を重ねている。
(2013.7.31 民団新聞)