

韓国外語大留学中の金高子さん
【京都】韓国外国語大学校に留学中の在日3世、金高子さん(22、京都市左京区)が、韓国政府公認のブログ記者団の一員として活躍している。15日には民団京都本部の光復節式典をリポートする。
ブログ記者は政府からの課題をこなしながら普通の記者と同様、自らの関心のある分野を取材し、政府のサイトで発表したり、自らも自由に発信できる。金さんは在日3世の目に映った祖国を取材している。7月には1泊2日の日程で陸軍部隊を訪問。軍服を着用して戦車に乗り込み、隊員にインタビューした。ブログ記者は大学生限定。
今春、安全行政部の実施した記者募集には全国から200人が志願。在日同胞は金さんだけだった。金さんは、面接官が「えっ、在日! 珍しい」とさりげなくつぶやいたのをよく覚えている。持ち前の社交性をアピールしようと、面接の席で歌った大好きなパテイ・キムの「ソウル賛歌」も効果的だったようだ。合格者30人の中に入った。
金さんは中学から京都国際学園に入学したが、当時は韓国語の授業にもついて行けず、学校生活は思ったほど楽しくなかったという。
ところが、韓国古典舞踊部に入部してから眠っていた民族に対する誇りに目覚めた。ただの記号にしか思えなかったハングルにも親しみを覚えるようになり、学校を代表して民団京都本部での3・1記念式典で長文の独立宣言文を朗読した。
高校に進学すると韓国留学を決意。在学中の韓国語弁論大会での受賞歴が実を結び、韓国外国語大学校韓国語教育学科に合格した。ブログ記者の任期は10月まで。来春には韓国外国語大学校を卒業する。希望する進路は母校京都国際学校での韓国語教師、または大韓航空だという。
(2013.8.15 民団新聞)