学術・文化分野で韓日両国間の友好親善に寄与した韓国人の功績を称えて贈られる第14回「日韓文化交流基金賞」受賞者に、在日2世のソプラノ歌手、田月仙さん(東京在住、写真)が選ばれた。在日同胞の受賞は韓国在住の舞踊家、金利恵さんに次いで2人目。
田さんは83年、東京での連続リサイタルでデビュー。98年にはソウルと東京の友好都市10周年親善大使としてソウルで初めて日本の童謡「赤とんぼ」などを歌った。02年のサッカーW杯韓日共催時には、小泉首相主催の金大中大統領歓迎会で独唱を披露した。
デビュー30周年を記念して8月31日に大阪市で開催したリサイタルを成功させ、10月12日には東京・千代田区の紀尾井ホールでも開く。
授賞式は25日、ソウルロッテホテルで。
(2013.9.25 民団新聞)