車いすから立って踊り出す
【大阪】在日同胞高齢者のための介護事業所「NPO法人在日コリアン高齢者支援センターサンボラム」(高敬一理事長、大阪市生野区)は14日、同所で恒例の「サンボラム大運動会」を開催。利用者とその家族合わせて120人がさまざまな競技に汗を流した。
運動会が始まって今年で10年目。チャンゴのリズムに合わせて歌や踊りがはじまると、車いすのお年寄りも立ち上がり、オッケチュムを楽しんだ。元気に競技に汗を流すオモニの姿を見て、思わず涙する家族の姿も見られた。
高理事長は、「差別と貧困の中で苦労されてきた1世たちのおかげでいまの私たちがある。感謝と尊敬の気持ちをもって、1世たちに生きがいのある老後を送っていただけるよう今後も継続していきたい」と述べた。
(2013.10.16 民団新聞)