婦人会静岡本部(黄福礼会長)は10日、今年で開館8周年を迎えた東京・港区の在日韓人歴史資料館見学ツアーを実施した。同婦人会から32人が参加。植民地期から解放後に至る各種展示資料を興味深げに見入っていた。
ツアーを企画した黄会長(82)は、「私は解放前世代なので、同胞の苦難の歩みを身をもって知る立場。忘れかけていた事実をあらためて思い起こした。ほかの若い参加者には見るものすべてが新鮮だったようで、とても喜んでもらえた」と話した。
一行は韓国大使館にも立ち寄り、韓国政府に敷地と建物を寄贈した在日同胞1世、故徐甲虎氏の功績に思いを馳せていた。
(2013.12.25 民団新聞)