植民地統治時代に祖国に命を捧げた韓国の女性独立運動家を追悼する企画展「夜明けを求めて―詩と画でつづる独立運動の女性たち」が、東京・新宿のNPO高麗博物館(樋口雄一館長)で開催されている。
取り上げたのは20人。韓国の詩人・李潤玉さんが女性たちの足跡を訪ね歩いて人物像を詩で著し、そこに李茂盛さんが味わい深い韓国画を添えた。ひとりずつが独立した掛け軸形式の作品となっている。
主な人物は白凡金九を育てた郭楽園、神社参拝を最後まで拒否した金斗石、「韓国独立願」という血書をしたためて国際連盟に提訴した南慈賢など。企画した原田京子理事長は、「キーセンや海女といった一般庶民まで独立運動に立ち上がったことを知ったときは衝撃を受けた。これを日本でも知らせる責任がある」と思ったという。
3月30日まで(月・火曜日休館、12〜17時)。
3月8日14時から李潤玉さんによる講演会「女性抗日独立運動家を語る」を予定。高麗博物館展示室(TEL03・5272・3510)。
(2014.2.12 民団新聞)