韓国のお正月(ソルラル)を丸ごと体験できるイベントが1日、東京・新宿の韓国文化院で行われた。
歳拝(セベ)体験コーナーには、韓流ファンとおぼしき女性たちの順番待ちができた。徳談を聞き終えると、思いがけない「お年玉」に目を輝かせていた。
ギャラリーでは民画の書かれた板や団扇に彩色をほどこす韓国伝統工芸作りコーナーがにぎわった。職員は「ここに来ると皆さん、画家になった気分でいるので回転が悪い」とあきらめ顔だった。
中野区国際交流協会の職員を伴ってやってきた蘇在鳳さん(民団東京・中野支部支団長)は、懐かしい独楽回しに夢中になっていた。「60年ぶり。昔は自分で木を削って遊んだもんだ」と照れ笑いしていた。
(2014.2.12 民団新聞)