掲載日 : [2017-11-08] 照会数 : 5339
<四天王寺ワッソ>雅やかに時代絵巻…民団大阪も参加
[ 約1000人が参加した大巡行(写真は飛鳥時代) ]
【大阪】古代日本と東アジアの文化交流を再現した祭り「四天王寺ワッソ」(同実行委員会主催)が5日、大阪市中央区の史跡なにわの宮跡で開催された。
26回目を迎えた今年のテーマは「つむぐ」。ステージでは「ワッソ」の産みの親、李煕健氏の生誕100周年を記念して韓日伝統楽器と歌の共演が繰り広げられた。韓国から伝統芸術家でチャンゴ奏者の金徳洙さんが参加。パーカッション、ドラム、津軽三味線が織りなす迫力ある音楽に民謡、演歌などさまざまなジャンルの歌が加わった。
恒例の大巡行は神話、古墳、飛鳥、奈良、朝鮮王朝の各時代に分かれて約1000人が時代衣装でパレードを行った。朝鮮王朝時代には大阪の民団、婦人会、青年会も参加。金剛学園児童は「天女の舞」、白頭学院建国の生徒たちは「舞姫」で愛らしい笑顔を見せていた。
聖徳太子役を務めたモデルのアン・ミカさんは「東アジアを結ぶ絆は長い年月のなか、互いに刺激しあい信頼しあうことで、太く強いものとなった。2018年の平昌冬季五輪と2020年の東京五輪、2025年には地元大阪への万博博覧会誘致とアジアが注目される時代が続くなか、民間による国際交流を続けてきた四天王寺ワッソの熱い想いを紡いでいこう」と平和宣言した。
文在寅大統領と安倍晋三首相からはそれぞれ祝賀メッセージが届いた。
(2017.11.8 民団新聞)