慶州李氏集まれ、ルーツ探しの旅…福岡宗親会呼びかけ

　【福岡】慶州（月城）李氏福岡宗親会（李鍾出代表）が「慶州歴史探訪の旅」参加者を募集している。6月7日、金海空港に13時集合。始祖の廟を見学し、慶州李氏の歴史を学ぶ。翌8日は慶州ナザレ園を訪問。仏国寺を見学した後、釜山市内で解散する2泊3日の研修旅行。

　同宗親会は慶州李氏を祖先に持つ県内在住の在日韓国人2世5人が設立発起人となり、2017年10月に発足した。対象は国籍、男女、年齢、父方、母方に関係なく、慶州李氏とルーツを少しでも同じくする者、およびその配偶者。本名が李ということ以外には詳しく分からないという同胞も歓迎している。

　事務局長の李相進さんは「日本の教育を受け、日本語しか話せない多くの在日韓国人にとって、門中という制度、族譜というものを客観的に捉えなおしていくことは、今後、より一層の進展が予想されるグローバル社会において、ルーツを自覚し、自立した強い個人をつくっていくためのアイデンティティーの基礎となるのではないか」と全国から参加を呼びかけている。

　参加費は韓国国内の滞在費として3万円。問い合わせ・連絡は事務局の李相進さん（090・8625・9937）。

（2018.04.11 民団新聞）