掲載日 : [2022-03-16] 照会数 : 3369
全国7代表が頂上決戦 「話してみよう韓国語」高校生大会
韓国語学習初心者の「甲子園」
韓国語学習初心者の高校生にとっては夢の「甲子園」といわれる「話してみよう韓国語」全国大会(韓国文化院、駐大阪韓国文化院共催)が12日、東京・新宿の韓国文化院ハンマダンホールで開催された。大会には全国7地域予選で優秀な成績を収めた23人が出場、「スキット」と「スピーチ」2つの部門でそれぞれ頂点をめざした。
韓国人と日本人役に扮した2人1組であらかじめ指定された台本を暗記し、アドリブも交えて発表する「スキット部門」には映像参加を含め8組が参加。制限時間3分で韓国語の発音や表現力などを競った。
舞台は学校の昼休み。日本人学生が韓国人学生の持参した弁当に入っていたキムチに興味を持ち、作り方を知りたいと自宅にキムチづくりの現場を訪ねる。訪問にあたって持参したキムチに合う食べ物がテーマ。各出場者がアドリブに採用したのはたこ焼き、餅、変わり種ではケーキも登場した。このあと、「スピーチ部門」に移り「電車」、「空港」、「海」など6つの課題写真を背景に7人が舞台に立った。
発表後の講評では曺喜澈審査委員長から韓国語の発音について細かい注意があった。決勝大会とあってネイテイブに準じる高いレベルの表現力を要求していたようだ。これは予選にあたる地方大会では見られなかったこと。
最優秀賞は「スキット部門」で千葉県立成田国際高等学校の戸部桃子・中嶋ひさの組、優秀賞が鹿児島県立屋久島高等学校の前田明花・眞邉竜之介組だった。「スピーチ部門」は長崎県立対馬高等学校の宮野砂海さんが最優秀賞に。優秀賞は大阪・長尾谷高等学校の田隅千晶が選ばれた。最優秀賞は副賞として韓国往復航空券、優秀賞にはスマートウォッチが孔炯植文化院長から贈られた。
(2022.03.16 民団新聞)