掲載日 : [2004-06-09] 照会数 : 3523
帝人・徴用韓国人に見舞金 旧軍需工場の補償肩代わり(04.6.9)
1人当たり20万円
第2次大戦中、静岡県沼津市の軍需工場に強制徴用された韓国人の元女子勤労挺身隊員10数人に対し、繊推大手の帝人(東京本社、千代田区内幸町)が今年初め一律20万円の「見舞金」を支払っていた。日本の企業が戦後補償がらみの見舞金を自主的に支払うのは異例。
国家総動員法にもとづき沼津の軍需工場で多くの韓国人女性を働かせていたのは東京麻糸紡績。帝人は敗戦後、同工場の事業を継承したにすぎないが、「人道的配慮」から払ったと話している。
東京麻糸紡績は当時、パラシュートを製造して海軍に納めていた。労働力不足をまかなうため東京麻糸は勉学の機会を与えると偽って韓国から多くの女性を女子勤労挺身隊員として動員した。
しかし、賃金は支払われず、韓国への帰国後は元女子勤労挺身隊出身ということで様々な社会的差別にさらされた。
このため被害者を代表して釜山在住の2人が97年、日本国を相手取り6000万円の賠償請求訴訟を起こしていたものの02年1月、最高裁で敗訴が決まった。
(2004.6.9 民団新聞)