掲載日 : [2004-06-23] 照会数 : 2735
東北ア情勢で孔元大使講演 東京韓商主催(04.6.23)
東京韓商主催により、16日に東京の韓国中央会館で開かれた特別講演会で元駐日韓国大使の孔魯明氏(翰林大教授)が講演した。講演「東北アジアの政治と経済」の要旨は次のとおり。
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97年にアジア地域を襲った国際金融危機により韓国など各国がIMF管理体制下におかれ、これをきっかけとしてアジア全体の共同利益のために各国が協力しあうべきだとの動きが起こった。
このような中で、韓国の対外貿易国は長きにわたり米国が1位を占めてきたが、昨年を境に中国が米国を抜いた。これと関連して、韓国内では将来の重要な相手国として中国をあげる人が増えているが、韓国への投資は米国が群を抜いてトップであることを忘れてはなるまい。
最近、韓国内で反米感情が高まっており、駐韓米軍の一部をイラクへ移動させようとする動きが見られることから、韓米の同盟関係を懸念する人が増えているが、南北統一を進める上で米国の協力なしに実現するのは容易でない。東西ドイツの統一に決定的な役割を果たしたのは米国であり、南北統一を進める上で米国の協力なしに実現するのは難しいであろう。
韓米両国は同盟国でありながら北韓の脅威に対する認識にずれが出始めている。現在、イラクを巡り米国と意見の相違を見せている国家がいかに多いことか。政治、安保など韓国の進む道は当分の間、模索する状態が続くに違いない。これからは「共生の政治」が重要なカギになるだろう。
(2004.6.23 民団新聞)