掲載日 : [2004-09-01] 照会数 : 2838
在日脱北者を激励 関東・関西で支援センター(04.8.31)
仲間との再会に涙も
【大阪】飢餓状況など極限の生活状態に置かれたために北韓を脱出し、中国などを経由して日本に戻った元在日同胞を励ます交流会が29日、大阪の健康ランドで開かれた。
同交流会は、昨年6月に民団が開設した「脱北者支援民団センター」(代表=呂健二民団中央本部副団長)が主催したもので、関西地区に居住する脱北者10数人をはじめ近畿地区の民団関係者らあわせて30余人が参加した。関西地区では3度目の交流会となった。
日本での定着に努力する中で、ゆっくりと過ごす時間もなかなかとれないとあって、久しぶりの再会を喜び、カラオケや民謡、踊り、ビンゴゲームなどで楽しんだ。「こんな機会は支援センターがつくってくれなければできない」と支援センターの活動に感謝を寄せていた。
一方、関西地区に先立つ22日には、都内の健康ランドで関東地区の交流会が開かれた。3度目の開催となる関東交流会には脱北者や支援市民団体メンバーらあわせて40余人が参加した。また、自民党の平沢勝栄衆議院議員も駆けつけ、脱北者を激励した。
呂代表も、脱北者に声をかけながら生活状況などに気を配っていた。関東北部の県に一人で居住している脱北者は、なれない電車の乗り継ぎで道に迷いながらも2時間半をかけて会場に到着。初の交流会参加に「こんなに多くの仲間が…」と驚きながらも目頭を熱くしていた。
支援センターでは、ほとんど着の身着のままで日本に到着した脱北者に対して「もとは同じ在日同胞」との立場と人道的な観点から、当面の生活資金や住居、就職をはじめ日本に定着するためのあらゆる支援を行っている。
日本に居住する60人以上の元在日同胞の脱北者は「北は地上の楽園」という虚偽宣伝とともに59年からはじまった北韓と朝鮮総連による「北送運動」によって北韓に渡った同胞とその家族たち。
(2004.8.31 民団新聞)