掲載日 : [2004-09-01] 照会数 : 3066
<奈良県外教>明暗2極化進む南北のイメージ 高校生意識調査から(04.8.31)
拉致影落とす北韓、韓国には好印象
在日への理解進まず
【奈良】ドラマ「冬のソナタ」ブームをきっかけに韓国への好印象が広がっているのに対し、日本人拉致で北韓への否定的イメージはさらに強くなっていることが、奈良県外国人教育研究会が県内の高校生を対象に行った意識調査の結果、明らかになった。
これは県外教が81年、91年、01年と10年ごとに実施してきた「韓国・朝鮮に関する意識調査」の一環。4月から5月にかけて県立高校7校、私立高校1校の計8校に通う生徒を対象にアンケート方式で行った。うち618人から回答を得た。
韓国や朝鮮で最初に思いつくイメージとしては「キムチ」「焼肉」といった定番のほか、新たに「冬のソナタ」「ぺ・ヨンジュン」が入った。次に目立ったのは北韓の「拉致」「核」などが223件と全体の3割を占めていた。このなかには「貧しい」「怖い」などといった差別的な内容も含まれている。
これに対して「なぜ日本に韓国・朝鮮人が住むようになったか知っているか」という設問では、全体の3分の2が正しく理解できていないことも明らかになった。
韓国・朝鮮に対する関心は高まりながらも、在日同胞への理解は進んでいないことについて、県外教では「一部の扇情的なマスコミ報道に流されない歴史認識、現実認識を培う教育が求められている」と話している。
今回の調査結果は18日の第25回全国在日外国人教育研究集会奈良大会で報告された。集会には全国各地の教職員、および高校生ら1075人が参加した。
(2004.8.31 民団新聞)