掲載日 : [2004-09-15] 照会数 : 2960
『在日史』概要固まる 中央民族教育委「作成委」構成へ(04.9.15)
来年6月発刊 12月から4回連続講座
民団中央委員会所属の特別委員会、第47期中央民族教育委員会(李英秀委員長)は9日、東京・南麻布の韓国中央会館で第3回全体会議を開いた。
1月の第2回会議で方針化された高校生向けの『在日コリアンの歴史』(仮称)教科書の制作については内容もほぼ固まり、来年6月の発刊に向けて近く「作成委員会」を立ち上げることで一致した。
作成委は民族教育委委員と在日の歴史学者ら数人で構成する。編集にあたっては、担当の歴史学者らに、大阪で開く「連続講座」の場で実際に特定のテーマで講演してもらい、後日、テープ起こししたものに加筆、修正した原稿をたたき台としてさらに検討を加える。講座は民族学校の生徒や保護者を主な対象に、大阪で12月から来年1月にかけて4回連続で開催していく予定。
「教科書」は200㌻前後を想定。「在日同胞歴史資料館開設推進委員会」の協力のもと、在日の歴史を記録した証拠写真と表をふんだんに載せたビジュアルなものにしていく。完成の際には韓国語に翻訳して韓国国内で出版することも検討している。
もう一つ、来年が4年に1度やってくる中学校用教科書の全国一斉採択の年にあたることから、「新しい歴史教科書をつくる会」が中心となって編纂した扶桑社版社会科教科書(歴史的分野)への対応についても話し合った。
席上、朴一副委員長=大阪市立大学教授=は、「なにが正しい歴史かは解釈によって違ってくるが、『つくる会』の教科書では韓日問題に対応できず、日本史の試験で点が取れないこと、大学受験にも不利なことを日本のメディアにアピールしなければならない」と強調した。
民団では「正しい『歴史教科書』採択の要望運動」を展開することにしており、まず第1次として20日から全国一斉に研修会を行っていく方針。
(2004.9.15 民団新聞)