掲載日 : [2004-09-15] 照会数 : 4180
尊き教訓無にさせない 荒金鉱山慰霊祭(04.9.15)
犠牲同胞に誓う
【鳥取】荒金鉱山犠牲者慰霊祭が民団鳥取県本部と総連鳥取県本部の共催で10日、岩美町荒金の荒金鉱山犠牲者供養塔前で営まれた。
荒金鉱山(銅山)は、1943年9月10日の鳥取大地震(震度6、マグニチュード7・3)により荒金鉱山の澱物堆積所の堰提が決壊し、4万3000立方㍍におよぶ鉱泥が強制連行で鉱山に従事していた韓国人労働者宿舎と荒金部落15戸を一瞬のうちに埋没させた。韓国人28人と日本人37人の合わせて65人の尊い人命が犠牲になる大惨事となった。特に、韓国人労働者宿舎は堰堤直下にあったため、ほとんどが遺体も収容されずに地下に眠ったままだ。
慰霊祭は毎年民団・総連の共催で儒教式で行われている。鳥取県本部の薛幸夫団長は「強制連行の象徴であるこの荒金鉱山供養塔の前で同じ過ちを繰り返すことのないように正しい歴史を語り継がなければならない。しかしながら、『つくる会』が作成した歴史教科書の東京での採用を契機に『つくる会』は来年の大量採決を目指している。みなの尊い犠牲を無にしないためにもこの教科書が採決されないよう、全力を尽くすことを誓う」と読み上げた。
(2004.9.15 民団新聞)