掲載日 : [2004-09-15] 照会数 : 4145
民族差別発言契機に 再発防止へ教職員研修(04.9.15)
神戸市立飛松中学校…民団兵庫が協力
キムチ臭い
俺より下、土下座して謝れ
【兵庫】在日コリアンの歴史や教育問題について、学校職員が学ぶ研修会が、神戸市立飛松中学校で開かれた。同校で今年5月、生徒同士が口論し「キムチ臭い」「俺より下だから土下座して謝れ」など、民族差別発言があったことによる。
事態を重く見た担任など学校側と保護者は、お互いの両親との話し合いを持ち、全校生徒の集う学校集会で校長が指導するなどの対応を行っていたが、民団兵庫県本部(白永熙団長)の協力を得て8月26日、職員研修会を開催した。講師には同本部権益擁護委員会の李鍾順副委員長と申点粉委員を招いた。
研修の席で李副委員長は、「私自身も差別を受けるのではないかという怖さから自然と友だちづきあいができなくなり、中学・高校時代の大切な思春期に良い思い出をつくることができなかった。自分の子どもたちには決してそんな思いをさせたくない」と話した。
申委員は学校現場で必要なのは教師の後押しと仲間だと話した。
研修に参加した職員からは、「担任として、子どもを預かる立場として、在日の生徒や保護者にどのように働きかければよいのか悩んでいる」という率直な質問も出された。
同校の磯野武之助校長は、「人権尊重の教育は本校の教育の大きな柱である。そのためには教師自身が人権意識を高める必要があり、今後もこのような研修を継続し、多文化共生の実現に向けて取り組む」と話した。
(2004.9.15 民団新聞)