掲載日 : [2017-06-14] 照会数 : 5274
ヘイトスピーチ「大きな一歩も通過点」…参院法務委員会与野委員が会見
「対策法」の成立に尽力した参議院法務委員会の与野党議員4人が2日、同議員会館で記者会見した。
自民党の西田昌司氏は「国会の意見として、ヘイトスピーチがよくないと示せたのは大きい」と意義を強調した。公明党の佐々木さやか氏も「理念法だがヘイトスピーチ対策が進んできている」と評価した。
一方、共産党の仁比聡平氏は「大きな一歩だが、通過点でしかない」と述べた。民進党の有田芳生氏はインターネット上のヘイトスピーチを問題視し、「この1年でさらに拡大している」と警鐘を鳴らした。
記者からは包括的な差別禁止法の必要性を問う意見も出た。これに対して西田氏は「内心の自由、表現の自由に影響を与える。非常に難しい」と述べるにとどまった。
(2017.6.14 民団新聞)