掲載日 : [2008-07-16] 照会数 : 4905
<民団足立支部>大好きだったハラボジ追慕 孫が「承画展」企画
[ 祖父の遺影の前に立つ玄恩令さん ]
追念式も
漢陽大学校応用美術学科客員教授の玄恩令さん(34)=ソウル市在住=が、祖父の故玄奎元さん(民団東京・足立支部元団長)の10周忌をしのぶデジタルアート映像・画展「承画」展示会を3日、東京の足立韓国人会館で開催した。
恩令さんは東鎮氏の3女として済州道で生まれた。年に少なくとも2回は故郷を訪れたハラボジは、恩令さんのことをことさらかわいがった。ソウルで学生生活を送るようになってからも、ハラボジは恩令さんの心の支えだった。ただ、98年、ハラボジがソウルを訪れたときには、恩令さんの都合で会えなかった。ハラボジが亡くなったのはその1週間後のことだった。恩令さんはこのことが長い間、心の重荷になっていたという。
「在日のハラボジ、ハルモニのために」創作したという30点余りのポップアート風の作品は、韓国の伝統美に根ざしながら、若い感覚で現代的によみがえらせたものばかり。韓国中央会館でも展示された。
開会に先立って故人を偲ぶ追念式も民団側の協力で行われ、関係者60人余りが出席して祭壇に献花した。
(2008.7.16 民団新聞)