掲載日 : [2008-09-17] 照会数 : 5064
無縁の同胞慰霊 埼玉・聖天院で
[ 無縁の霊碑にサルプリ舞を捧げる韓国伝統舞踊家の金順子さん ]
【埼玉】日高市の高麗山聖天院勝楽寺は5日、本堂で「大施餓鬼会」を行い、関東大震災や強制連行、被爆などで亡くなった韓国人無縁故者4310柱の霊も合わせて慰霊した。今年で9回目。
この日の法要には「在日韓民族無縁の霊碑を守る会」(当番・河正雄)からも韓日の会員40人余りが参列。一般の檀信徒の見守るなか、犠牲者を偲ぶ短歌を捧げ、冥福を祈った。また、韓国伝統舞踊家の金順子さんがサルプリ舞を捧げた。守る会の会員はこの後、在日韓民族無縁之霊慰霊碑の建つ本堂の裏山でも同様の祭祀を行った。
この慰霊碑は在日同胞の歩んだ苦闘の歴史を風化させず、子々孫々に語り継いでいこうと、聖天院の檀信徒でもある在日1世の尹炳道さんが00年に建立した。
(2008.9.17 民団新聞)