掲載日 : [2008-09-22] 照会数 : 10862
高い反響…「歴史資料館」大阪展始まる
[ 初の大阪展を前にテープカットする鄭進団長(中央)ら ]
<反響広がる、歴史資料館大阪特別展開幕>
東京の在日韓人歴史資料館(韓国中央会館別館内)開設3周年を記念しての「大阪特別展」が17日、大阪市浪速区の大阪人権博物館(リバティ大阪)で始まった。展示品はパネル100点、各種生活用具・史資料など500点余り。在日韓国人が苦労しながらも一つの社会をつくり、創意と工夫で未来を切り開いてきたことがよくわかる。
オープニング式典に出席した呉榮煥駐大阪総領事は「展示品は『在日』の問題、歴史を通して誇り高く決意を持って生きてこられた歴史を見ることができます」と感想を述べた。案内に立った姜徳相館長は「過去を知らない在日3世、4世が祖父母のルーツを知り、誇りを持ってほしい」と期待していた。
金漢翔民団大阪府本部団長は「中央本部で何回も見ているのに、会場が違うとまた違った新鮮な印象を感じた。これから多くの人に見学を呼びかけていきます」と語っていた。梁信浩同本部副団長は「ここには渡日90年の歴史がすべて詰まっています。我が家にもこんなものがあったことを思い出しました」と懐かしそうだった。
オープニング式典には民団中央本部から鄭進団長と金昌植監察委員長も駆けつけ、テープにはさみを入れた。9月21日と27日、10月5日には午後から記念のセミナーが予定されている。21日の講師は秋定嘉和大阪人権博物館館長と姜徳相館長。
10月5日まで。開館は午前10時〜午後5時。休館日は9月22、24、26、29日。
問い合わせは大阪人権博物館 TEL06(6561)7173。
(2008.9.22)