掲載日 : [2008-12-11] 照会数 : 15006
「わが野球人生」金星根SK監督が京都で講演
[ 金星根監督 ]
「わが野球人生」金星根監督講演 生まれ育った京都で
【京都】民団京都府本部(金有作団長)主催の「第6回民族社会教育講演会」が2日、京都市内のホテルで開かれ、韓国プロ野球で2連覇を達成したSKワイバーンズの金星根監督が、「わが野球人生」をテーマに講演した。
韓国で2人目の1000勝を果たした名将として知られる金監督は、京都出身の元在日同胞。地元が生んだスター監督の肉声を聞こうと、会場には京都国際学園野球部の生徒ら関係者180人余りが詰め掛けた。
金監督は韓日協定が結ばれる1カ月前、野球で身を立てるために永住帰国を決意した。その時にオモニが言った「いくら苦しくても自分で決めたことに泣き言を言うな。自分で解決しろ」という言葉を支えに、死にもの狂いで今日の地位を築いた。体得したのは、人間の無限の可能性だった。
さらに「一球二無」が座右の銘。今この瞬間にすべてを出し切ることが大事だと強調した。スピード重視の野球スタイルを取り入れたからこそ、韓国野球は世界に通用するレベルに達したと自信のほどを示した。
(2008.12.10 民団新聞)