掲載日 : [2008-12-24] 照会数 : 5739
カンパ集め福祉施設に贈る…婦人会墨田支部
[ 同胞福祉施設に電化製品、日用品などを届けた婦人会墨田支部(右) ]
【茨城】東京の婦人会墨田支部(崔香愛会長)は歳末を前にした18日、茨城県筑西市にある社会福祉法人慶育会(中山公実理事長)を訪ね、電化製品、日用品、お菓子など総額15万円相当を届けた。この社会貢献活動は01年から続いており今年で8年目。
慶育会では、同法人の中心的な施設となっている知的障害児施設「白山学園」の施設長を務める李宇判さんが、婦人会の代表ら5人を迎えた。崔会長は贈り物とともに老朽化した同施設の改築資金の一助にと、現金5万円を手渡した。
婦人会墨田は金英子会長当時の01年から社会貢献事業を活動の一つに加えてきた。当初は10月のマダン会場でチヂミを売るなどして資金を捻出してきたが、現在は趣旨に賛同した区内外の同胞からカンパが寄せられている。
崔会長は「多くの有志の協力があるからこそいままで続けられた」と話している。また、金英子前会長は「慰問が終わると、1年が終わった気がする」とほっとした表情だった。
慶育会は1950年、在日1世の故李季相氏が設立した児童養護施設が始まり。現在は遺志を引き継いだ子息らが知的障害者更生施設のほか、13の事業を運営している。
(2008.12.24 民団新聞)