掲載日 : [2009-04-15] 照会数 : 8082
満開の桜に心うきうき 各地民団
[ 大阪・西成区内での民団・総連合同野遊会 ] [ 野外で味わう焼肉は最高(東京・江戸川支部) ]
初夏を思わせるぽかぽか陽気が続き、絶好の花見日和が続いた。
民団大阪管内の生野西支部(崔浩士支団長)と生野南支部(金正男支団長)は12日、御幸森第2公園で合同野遊会を開催した。両支部は大通りを隔てて隣接しているが、合同で野遊会を企画したのはこれが初めて。「仲良くしていこう」と、約500人が参加した。民団大阪本部から李龍権副団長らが加わった。
生野西支部の崔支団長は、「将来的になにをしていくにも、まず出会いから」と話す。また、生野南支部の金正男支団長も「まず仲良くすることが目標です」と将来の関係強化に希望を託した。
両支部の団員は合わせると約3000世帯を数える。
この日は民団大阪・西成支部(金重煥支団長)でも、総連西大阪支部との合同野遊会を西成区内の長橋三公園で開いた。地元の市会議員や地域住民も加わり、約250人でにぎわった。公園一帯は焼肉の白い煙に包まれた。
民団兵庫・尼崎支部(林茂男支団長)は12日、尼崎市役所横の橘公園で花見大会を開いた。家族連れの団員ら約400人が参加した。
ブルーシートには婦人会尼崎支部の用意した焼肉やキムチ、ナムル、チャプチェなどが所狭しと並んだ。宴もたけなわになると、韓国民謡にあわせてチャンゴとケンガリが鳴った。民団兵庫県本部から車得龍団長が駆けつけた。
民団東京・江戸川支部(全徳烈支団長)の団員親睦の花見大会は、2月21日に東京本部から直轄解除を受けて以来、初の団員親睦行事となった。4日、家族連れ120人が都立篠崎公園で芝生の上に車座になり、うららかな春の日差しを浴びながら民団支部の用意した弁当、焼肉、キムチ、餅などを味わった。
全徳烈支団長は「今年は中止にという声もあったが、こういうときだからこそ、みんなが一つにならなければならない」と呼びかけた。民団東京本部から羅基祖監察委員長、同中央本部から韓在銀副団長が駆けつけた。
民団神奈川・川崎支部(李成坤支団長)と婦人会川崎支部(車龍仙会長)は合同して4日に市内桜本の桜川公園で花見会を開催した。約200人が参加。満開の桜の木のもとに準備された韓食弁当を広げ豚肉、キムチ、韓国餅などと一緒に食し、チャンゴのリズムや参加者の韓国歌謡にあわせ踊ったりした。
民団愛知・新西支部(李成和支団長)は5日、名古屋城後方の名城公園で恒例の花見を楽しんだ。この日は桜の木に翻る太極旗を目印に家族連れの団員60人が集まった。同支部の花見は今年で15年目。
各自が手作りの弁当を広げ、お酒を手に婦人会が準備した蒸し豚やキムチ、ナムルを美味しそうに味わった。宴もたけなわになると、チャンゴの音に合わせて、手拍子も聞こえた。
(2009.4.15 民団新聞)