掲載日 : [2009-04-29] 照会数 : 10190
民団川崎支部の新会館が完成
[ 完成した民団コミュニティーセンター ]
近隣住民との交流の場に
【神奈川】民団川崎支部(李成坤支団長)の新会館「民団コミュニティーセンター」が完成し26日、関係者にお披露目された。40年近く前から市道の拡張に伴う旧屋舎の移転問題が提起されており、同支部はこれを機会に新会館の建設を決めていた。
敷地面積は131坪と移転前より約50坪ほど狭くなったが、3階建てにして限られたスペースを有効に活用している。外装は4面総タイル貼りで丸みを帯び、明るく柔らかな印象。
民団のほか婦人会、商工会、青年会の各部屋は2階に置き、1階は近隣住民が誰でも利用できる多目的ホールとなっている。3階はワンルームマンションを5室設け、賃貸にしている。
建設費用は立ち退きに伴う市からの補償金1億7200万円をあてた。このほか、朴末龍建設委員長が中心となって団員有志から計4200万円の建設基金を募り、すべての什器備品を新調した。民団神奈川県本部の李富鉄団長は、建設基金として本部から100万円を李支団長に手渡した。
竣工記念式典には地元選出の国会、県議、市会議員や浜町4丁目町内会役員などもお祝いに駆けつけ、150人余りでにぎわった。お祝いにNPO神奈川国際協力センターのメンバーが駆けつけ、厳かに告祀を行った。李支団長は「地域住民にも利用してもらい、多文化共生の輪を広げたい」と抱負を述べた。
同支部は式典に先だって新会館で第74回定期大会を開き、李支団長と金一男議長を再選、新監察委員長には柳菊子前副団長を選出した。
(2009.4.29 民団新聞)