掲載日 : [2009-04-29] 照会数 : 10626
多文化総合講座始まる 民団岡山と国際センター
[ 入学式で受講生を激励する金英雄民団岡山本部団長 ]
韓国語、英会話、中国語、華道、ピアノ
人気は韓国語の136人
【岡山】韓国語のほか英会話、中国語、華道、ピアノまで5つの講座がそろった多文化総合講座が13日、民団岡山本部会館内のアジア国際センター(金昌男代表理事)で始まった。地域住民の多様な学習ニーズに応えようと、同民団とアジア国際センターが共同で主催した。受講生は合わせて171人に達した。
5つの講座のうち、希望者が最も多かったのは岡山韓国教育院が指導して30年を数える韓国語講座だった。2月2日から約1カ月間の募集期間内に計136人が申し込んだ。難易度別に「入門」から「高級」まで12クラスあり、それぞれの習熟度に合わせて昼間か夜の時間帯を選択できるきめの細かさが人気を集めた理由のようだ。講師陣は韓国からの留学生や主婦などで構成。教育院は韓国語を学ぶ青年会メンバーのために「入門」と「会話」の各クラスも設けた。
英会話、中国語、生け花、ピアノは各20人が定員だった。希望者は英会話が17人と多く、そのほかはそれぞれ6人ずつの申し込みがあった。語学は米国人教師や中国からの留学生に講師を委託した。生け花は在日同胞の姜月順さん、ピアノは日本人の講師が受け持っている。このほか、アジア国際センターでは日本語の講座も実施している。 10日の入学式で民団岡山本部の金英雄団長は、「ここにいるすべての受講生がお互い刺激し合いながら、来年の春までに36回の講座を全うするよう願っている」と激励した。また、アジア国際センターの金代表理事は、「受講の地域住民がセンターを訪れ、民団と交流することでこれからの多文化共生につながってほしい」と期待を述べた。
韓国語教室の受講生たちは「ヨンさまが好きだから」「韓国ドラマを原語で楽しみたいので」とそれぞれ受講の動機を語った。
09年度の講座は来年3月19日まで。翌日には修了式を行う。修了生を対象とした韓国への卒業旅行も3月末に予定している。
(2009.4.29 民団新聞)