掲載日 : [2009-06-17] 照会数 : 7525
世界の味へ「韓食ネット協」 同業者へ門戸広く
[ 韓食ネット協に変更の総会 ] [ 朴健市新会長 ]
飛躍へ「キムチネット」を改称
キムチネット協議会(金永悦会長)は6日、東京・港区の韓国中央会館で総会を開き、新会長に朴健市諮問委員(61、「月刊韓食文化」代表)を選出した。また、韓国の韓食世界化政策に合わせて、名称を韓食ネット協議会に変更した。韓国料理に携わる同胞業者を広く受け入れ、会員拡大を図る意向だ。
総会には会員ら45人(委任状含む)が出席した。リハビリで欠席した金永悦会長のあいさつ文を朴和生理事が代読。「本会は韓国料理を正しく日本に普及させることを目的に発足し、韓国料理の象徴でもある手作りキムチの高級化による韓国料理全体のイメージアップに努めてきた。本国では韓国料理の世界化10カ年計画を推進中で、当会の役割はこれまで以上に大きくなる」と述べた。
民団中央本部の林三鎬副団長は「民団が今年3月に農林水産食品部と協力約定書を締結したことから、それを具体化する上でこの協議会の存在価値が高まっている。今回の総会を機に新たな発展を望む」と激励した。
総会では、本国の韓食世界化政策に合わせて名称を「韓食ネット協議会」に変更するなど、定款を大幅に改正した。会員の構成は「韓国料理をはじめとした韓国食文化に関連する同胞業者」とし、対象枠を拡大した。
朴新会長は「18年間発行してきた『焼肉文化』の名称を『月刊韓食文化』に改めるとともに、韓食ネットの広報誌的役割も担っていく。本国が目指す韓国料理の世界化に向けて、関連機関との連携を強化しながら、日本における韓食文化の普及に力を注ぎ、会の発展に尽くしたい」と抱負を語った。
今年度の事業計画として、▽分科委員会の設置▽韓国自治体別特産品のネット紹介▽『月刊韓食文化』の配布▽料理開発講習会▽商談会−−などを推進する。
副会長には朴善雄(ボクリ社長)、金奎煥(ヒトシナ商事社長)の両氏が指名された。
(2009.6.17 民団新聞)