掲載日 : [2009-06-17] 照会数 : 15006
<参政権>総選挙に照準ピタリ 賛同候補を集中支援
[ 「婦人会2009年度全国大研修会」近畿A地協での地方参政権早期獲得決起大会(11日) ]
婦人会も各地で決起大会
民団各地本部研修会で具体化
今年を地方参政権獲得のための「勝負の年」とし、「地方参政権獲得運動本部」(本部長=鄭進中央本部団長)を発足させた民団では、日本衆議院の解散・総選挙を控え、全国各地の地方本部で実施中の幹部研修会と地方協議会を通じて、地方参政権付与に賛同する立候補者を集中的に支援することを確認、そのための行動を開始した。婦人会中央本部(余玉善会長)も、7ブロックに分けて順次実施中の「2009年度全国大研修会」で地方参政権早期獲得のための決起大会を開き、「付与賛同立候補者への積極支援」を決議している。
衆院議員の任期満了(9月10日)まで3カ月を切り、8月投開票が有力視されている。民団は各地方本部での幹部研修会で、地方参政権獲得運動本部の呂健二本部長代行や徐元事務局長らが「地方参政権獲得運動と総選挙対策」について報告。早期実現に総力をあげて取り組むことを確認したほか、立候補予定議員らを招き、今度の総選挙に対する民団の決意と挙団的取り組みを伝えた。
各地方本部での幹部研修会は、すでに25本部で実施しており、今後さらに全国化する。
一方、婦人会中央本部は、九州地協(3〜5日)を皮切りに始まった「全国大研修会」に、地方参政権付与賛同議員・立候補予定者らを招いて「地方参政権早期獲得決起大会」を開き、「付与に賛同する立候補者への積極支援」を確認し、「速やかな立法化」などを求める決議文を採択している。
近畿B地協(兵庫、京都、滋賀。9〜11日)に続き11日から13日まで三重県鳥羽市内のホテルで、中央、同地区婦人会員らほか、徐獲得運動本部事務局長、文煕元民団大阪本部副団長ら約250人が参加して開かれた近畿A地協(大阪、奈良、和歌山)で、余玉善会長は、「今年は勝負の年。決着をつけ、必ず勝ち取るという信念をもって、今年で終わらせなければならない」と強調した。
夫順末中央常任顧問も「16年間訴えてきた地方参政権が、いまだにないことに憤慨している。なんとしてでも勝ち取らねばならない」と訴えた。
決起大会では、決議文を採択すると同時に金哲弘青年会大阪本部会長のリードでシュプレヒコールが行われ、参加者は、「地方参政権を獲得しよう!」と書かれた鉢巻や「定住外国人に地方参政権を!」と訴えるたすきを胸に、こぶしを振り上げながら「勝ち取ろう!」と叫び、決意を新たにした。
婦人会の全国大研修会は、今後、関東地協(16日〜18日)、中北地協(24日〜26日)、中四国地協(7月1日〜3日)、東北地協(13日〜15日)の順に実施される。
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各党議員らに陳情・要望活動
青年会、来月から
青年会中央本部(金宗洙会長)は、地方参政権の早期実現をめざし7月1日から1カ月間、現職国会議員と各政党の衆院議員選挙立候補者に対しての陳情・要望活動を全国的に展開し、同時に地方本部ごとに決起集会・学習会を実施する。
(2009.6.17 民団新聞)