【長崎】長崎で原爆の犠牲となった2万人近いとされる韓国人を慰霊する碑の建立がようやく現実のものとなったことで、民団長崎本部(金亨道団長)は3日、同本部で駐福岡総領事館と福岡韓国青年会議所の代表を交え、7人で第1回建立委員会を開いた。
協議の結果、碑名を「韓国人原爆犠牲者慰霊碑」と決めた。また、募金活動を展開していくにあたっての預金口座名義を「慰霊碑 建立委員会委員長 金亨道」とした。
慰霊碑を平和公園内に建立することは、同本部にとって20年来の悲願だった。市との交渉は当初、難航したものの、08年に中国人受刑者の慰霊碑が建ったことが、民団側に追い風となった。
駐福岡総領事館の後押しを受け、市も土地提供の意思を示していた。
(2013.7.17 民団新聞)